先日、韓国・釜山への視察旅行に参加させていただきました。

釜山といえば、私にとっては約20年前、22歳前後の頃に高速船「ビートル」で訪れた記憶がうっすらと残っています。当時はまだスマートフォンもなく、現地で調べ物をすることもできなかった時代。おそらく観光本を片手に歩き回っていたのだと思いますが、今では考えられませんね(笑)。
若さもあって地元の市場に足を運んだ際、声の大きいおばちゃんにパチものを強く勧められ、少し怖い思いをした記憶だけは、妙に鮮明に残っています(笑)。
年齢も重ね、さまざまな経験を積み、価値観も大きく変わった今、「同じ街を、今の自分はどう感じるのか」そんなことを考えながら、少しワクワクした気持ちで今回の釜山訪問に臨みました。
今回は、いわゆる観光地を巡る旅というよりも、現地の市場調査・店舗視察を目的とした視察旅行でした。
その中でも特に印象に残ったのが、F1963 と 新世界百貨店 です。

F1963(https://maps.app.goo.gl/VmwZ2LFNnubRdc9dA)は、1963年に建設された製鋼会社の工場を、文化複合施設として再生した建物です。
老朽化した建物を壊して新しくするのではなく、構造や素材、当時の空気感を残したまま価値を再定義している点に、強い魅力を感じました。

「古い=マイナス」ではなく、背景やストーリーを活かすことで唯一無二の価値が生まれる。
不動産に携わる立場としても、新品=最善の選択とは限らず、“意味づけ”や“歴史”こそが新たな価値を生むということを、改めて実感させられる建物でした。
すべてを新しくするのではなく、古くて味のある部分はあえて残し、必要なところだけを現代的にリノベーションする。この考え方は、不動産の可能性を大きく広げるものであり、非常に興味深く感じました。
日本ではまだ多くありませんが、以前尾道を訪れた際に立ち寄った ONOMICHI U2 を彷彿とさせる雰囲気もあり、非常に心地よく、強く印象に残る空間でした。


新世界百貨店は、ギネスレコードにも認定されている世界最大級の百貨店です。
店舗の規模はもちろん、品ぞろえやバリエーションも桁違いで、
同行していた飲食業の経営者の方も「これほどの百貨店は見たことがない」と驚かれていました。
百貨店の中にはスパやスケートリンクまで併設されており、
単なる「買い物の場」ではなく、人が集い、滞在し、時間を使うための空間として設計されていることがよく分かりました。

今回は1泊2日という限られた時間でしたが、人生で初めてカジノと実弾射撃を体験しました。
カジノはルーレットのみを少額で少しだけ挑戦しましたが、結果はあっという間に溶けてしまい、早々に退散……。
一方、実弾射撃では、まるで定食屋でメニューを選ぶような感覚で「バラエティBセット」を注文。エアガンとは比べものにならない衝撃と音に圧倒され、撃ち終えたあとは、正直なところかなりの高揚感が残りました。
普段なかなか味わうことのない体験ということもあり、短い時間ながらも強く印象に残る出来事となりました。

20年前と同じ街であっても、見る側が変われば、感じ方はまったく異なるものだと改めて感じました。
良い面も、そうでない面も含めて、その「違い」そのものが非常に興味深く、多くの学びや気づきを与えてくれました。
今回、特に印象に残った点としては、
■タクシーの運転が非常に荒く、何度か事故になりそうな場面や居眠り運転の
ように感じる瞬間があったこと
■Googleマップが日本のように通常どおり使えず、国の政策上、
測量データが制限されているため距離計測などができないこと
■日本に比べて色使いが非常に鮮やかで、街全体がカラフルに感じられたこと
■路上駐車が多く、街全体としてやや雑多な印象を受けたこと
こうした文化や環境の違いも含めて、釜山という街の地域性を強く感じることができ、非常に有意義な時間だったと思います。

今回の視察で得たさまざまな気づきや刺激を、今後の日々の仕事や会社づくりに、しっかりと活かしていきたいと思います。
※金海(キメ)国際空港は福岡から飛行機で約45分と近く、空港も比較的空いているため、移動のストレスが少なくおすすめです。ただし、お土産売り場はロッテの免税店が中心のため、品数や価格を考えると、市場や百貨店で事前に購入しておく方が良いと感じました。
娘も韓国に興味を持っているので、また近いうちに、改めて訪れたいと思っています。