5月上旬、宮崎県内にあるセンチュリー21加盟店3社を訪問し、各社の取り組みや経営方針について学ばせていただきました。
宮崎は九州の中でもアクセスがやや難しい場所で、通常であれば飛行機で行くところですが、今回は「学びの場」として社員にも同行してもらいたかったこと、そして翌日にフェニックスカントリークラブでのゴルフの予定があったことから、車での移動となりました。
今回訪問させていただいたのは、
・センチュリー21 ほっとらいふ不動産 様(都城市)
・センチュリー21 エージェントステップ 様(宮崎市)
・センチュリー21 サンテル 様(宮崎市)
の3社様です。
各社とも約1時間程度お時間をいただき、それぞれの考え方や取り組みを伺いました。同じ不動産業、同じフランチャイズの仲間でありながら、会社ごとの特色や価値観は全く異なっており、非常に刺激的で学びの多い時間となりました。
1.地域密着と無償の貢献の精神
利益度外視で地域の方々が喜ぶことを第一に考え行動する姿勢が印象的でした。
たとえば豪雨災害時の支援活動や、ペット共生型住宅の開発など、地域に根差した取り組みが結果的に信頼や業績に結びついている点に大きな学びがありました。
2.経営理念の浸透と実践
経営理念や方針を「掲げる」だけでなく、日々の業務や組織運営の中で「実践し、浸透させている」ことの重要性を再認識しました。
3.強みの明確化と多角化戦略
自社の得意分野をしっかりと見極め、それを軸に他事業とのシナジーを考慮しながら多角化を進めている姿勢は、今後の事業展開を考えるうえでも非常に参考になりました。
また、同行した社員にとっても、他加盟店の皆様との交流や現場の空気に触れることは大変有意義だったようで、多くの刺激を受けてくれたようです。
私自身、40代になりこの会社に入る前までに2社の不動産会社を経験してきました。1社は賃貸で全国展開の大手不動産会社、もう1社は福岡で複数店舗を展開する売買専門会社でした。
一見するとそうした会社には教育制度や学びの機会が多くあるように思われがちですが、実際にはその逆で、個人任せ・個人プレーの文化が強く、学ぶ機会は年に1回あるかないかという程度でした。
年齢を重ねるにつれ、「井の中の蛙」になってしまうことの危うさを感じるようになりました。他社・他業種・他世代の考えに触れることで、正解か否かではなく「視野が広がること」が、柔軟な発想や成長につながっていくと改めて感じています。
今後は、私自身だけでなく社員一人ひとりが学びの機会を得られるようにし、社内でその気づきを共有しながら、より自由に意見やアイデアが飛び交う組織を目指していきたいと思っています。
今回の視察にご協力いただいた3社の皆様、本当にありがとうございました。
楽しみにしていた名門「フェニックスカントリークラブ」でのゴルフは、あいにくの雨で中止に……。
とはいえ、「せっかく集まったのだから」と気持ちを切り替え、フェニックスカントリークラブにて皆でコーヒーを飲みながら歓談の時間を持つことができました。普段はなかなか交わることのないセンチュリー21ジャパンの社長や加盟店の方々との会話の中には、ゴルフ以上に価値ある“気づき”や“視点”が詰まっており、私にとって忘れられない時間となりました。
ちなみに、フェニックスカントリークラブに行かれる方はキャンセル規定にご注意を…。超名門ゆえに、キャンセル料は基本100%(!)。次回こそは晴天のもとでプレーできることを願って、リベンジを誓います!